こちらの県に引っ越しをしてからは「ホームレス」をほぼ見たことがありませんでしたが、大阪で暮らしていたころは頻繁に見ました。
難波に近いエリアで暮らしていたので、男性ホームレスは当たり前におり、中学校から阿倍野付近の学校へ通うようになってから近鉄阿部野橋駅あたりに女性ホームレスがいらっしゃったのには衝撃でした。(20年前以上の阿倍野駅はかなりハイカラな感じでした、今はハルカスのおかげできれいかも←長年阿部野橋駅には行っていない!)


女性でもホームレスになるんだ・・何だか怖い世の中だと中1ながらに思ってしまいました。(当時、世間のこと何もわかっていない中一の娘さんが考えたことなのであまり批判しないでください)


先日、渋谷で女性ホームレスが「目ざわり」という理由で殺害された事件が発生しました。
私の脳裏には先ほど言及した阿部野橋駅の女性ホームレスと10年以上前に上映放送された「嫌われ松子の一生」にでていた川尻松子という女性を思い出しました。

wikiなどで調べるとすぐに作品と登場人物の概要がわかりますが、教師になったものの、罪をなすり透けられクビになり、風俗嬢になったり愛人になったり、覚せい剤や殺人などで服役をしたりと絵にかいたような転落劇。服役後はやっと幸せをつかもうとするけれども再び転落・・
そして最後はホームレスではないですが、河川敷で若者たちにで殺されるという・・松子は本当に幸せだったのかなと思う作品です。


渋谷の女性ホームレスがどのようないきさつでホームレスになったのかはわかりません。でも本当に無残だし、ホームレスになったのは自己責任かもしれないですが、目障りというだけで殺すのは人の血が通っていません。目障りだったら目をそらしたらええやん。
46歳男性の犯人は、高齢の母親に連れられた交番に自首したみたいですが、それもまた情けない。

家もなく、雨風しのぐためにバス停でただ座っていただけなのに殺される人生、片やこれから裁判を受けて数年間ぬくぬくと3食布団付きの刑務所暮らし・・何とも言えません。

願うことは、女性が生まれ変わったら暖かい布団で眠っておいしいご飯を食べられる人生を送ってくれることです。
転落しないようにと思うけれども、いつ転落するかわからない人生です。コロナ禍では多いんじゃないかなと思いました。

(こちらは続きを綴りました)




2021.5/1追記
本日NHKの取材で女性の詳細がわかりました。女性は、かつてアナウンサーを目指したり、劇団に所属していた夢にあふれる素敵な女性でした。写真から見てもわかりますが、笑顔が美しくはつらつとしております。
仲間にも恵まれていましたが、結婚を機会にDVを受けたりと色々でしたが、それでもお仕事をこなし、自分の力で必死に生きていました。記事をお読みいただいてもわかりますが、本当に最後まで自分の力で生き抜きました。
弟さんやお友達のお話などリンク先の記事に記載されております。本当に明るい力強い女性だったみたいで今回の事件は相当悔やまれます・・・
今後。このような事件が起こらないことを心から祈り、改めて心よりご冥福を申し上げます。
ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。









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